パニック障害になってしまうと行動範囲が極端に狭くなってしまいます。

それはパニック障害になった殆どの人がそうだと思いますが、電車やバス等、人が密集するものに乗れなくなります。

こういう状況になると【束縛】状態です。
行動範囲が狭くなるのは、仕事を辞めなければいけない事態にまで発展します。

私は電車に乗れなくなり、会社に通うのが困難になり、会社を辞めました。
辞めましたと言うより辞めざるをえなかったです。

私の行動範囲は、著しく狭くなりました。
今までの行動範囲はフリーだったのに対し、病院に行く日以外は近所のコンビニまでです。

本当に【束縛】される事は辛いです。
自由に行動が出来なくなると言うのはこんなにも辛く苦しいものなのか痛感させられました。

【束縛】されているとは意識した事はパニック障害の治療中に感じた事はありませんでしたが、今こうして冷静に振り返って見ると自分の趣味であるプロ野球観戦も出来なくなり、野球場にも行けなくなったのは【束縛】以外の何ものでもありません。

パニック障害で悩んでいる人は現在薬で治療している以外に、自分で前向きにチャレンジしている事はありますか?

確かに薬でパニック障害によるパニック発作を予防したりする事は出来ますがそれだけでは、ずっと同じ状態のままです。
少し今までと変わった視点から新しい趣味を見つけるのも良いかもしれません。

恐らくパニック障害を患っている皆さんも【束縛】に悩まされていると思います。

この【束縛】からの解放は、完治の一歩手前に、医師からは「あと少しですね」と言われた時点で訪れ、東京ドームにも行け電車にも乗れるようになり、そのあと完治までは薬を殆ど飲まなくて良い状態になりました。