心療内科と精神科の違いについてお話しようと思います。
先ず精神科医が心療内科を見ているのは最初に説明しましたが、根本的には精神科と心療内科の患者は何がちがうのか?
非常に気になる所ですよね?
先ず心療内科に通院するのは軽度の精神疾患、うつ病や睡眠障害等、悪化しても入院する必要のないレベルの患者さんです。
特に診療時間が開業医の先生の病院の場合夜の8時まで診察している所があり基本予約制です。
問題の精神科ですが、こちらは障害者手帳が発行される等、短期でも入院加療が必要な患者さんが通う事が多いです。
障害者手帳1級で1年間で120万円の障害者年金が支給されます。
また1級の手帳(保険証)を持っていればどの科にかかっても一切お金はかかりません。これは決定的な差ですね。
障害者手帳1級の人は一切金銭負担なし。一方サラリーマンは3割負担。
ここまで大きな差があるのです。
本当に心の病が深刻でリストカット等する恐れのある患者さんは心療内科では無く、精神科に連れていくのが一番です。
遠回りする程時間の無駄になってしまいます。
最速で一番病状にあった病院選びをすることは非常に重要です。
しかし、簡単に書く事は出来ますが、実際当事者になってみないとわからない部分も多いです。1度で適正な診療科を選ぶのは至難の業と言っても過言ではありません。
しかし、結論は2者択一です。心療内科か精神科か?迷ったら精神科に連れて行くのが一番の安全策です。そこから心療内科に切りかえれば良いのですから。