パニック障害を患っている間、必ず1日1回することの中で【恐怖】を感じる事がありました。
それは普通の方なら気分が良く、リラックスできたり疲れがとれる事なのですが自分には【恐怖】以外の何物でもありませんでした。
その、【恐怖】の正体とはいったい?
答えはお風呂です。
特に髪を洗う時が一番【恐怖】を覚えました。
これは本当に冗談じゃなくとてもきついです。
夜が近づくにつれ緊張感が増幅していきます。
そして昼間は遅かった時間の進みも夕方を過ぎると早くなります。
これはあくまでもパニック障害の発作を恐れる為の錯覚です。
通常の人なら普通に時間はすぎますが、嫌な時間が近づくと時間が早く感じる錯覚です。
歯医者さんが嫌いな子供が、歯医者さんに行く日時間が経つのは早く感じるのと同じと考えて頂ければわかりやすいと思います。
それと髪を洗うのが恐怖だったため、パニック障害になってから急に床屋さんの敷居が高くなりました。
家ならまだ、禁断の手の睡眠薬を少し飲むと言う手が使えます。
この睡眠薬はどういう性質をしているのかしりませんが、飲むと発作が止まるのです。
自宅で夜、限定です。主治医の先生に話したら怒られました。使用用途が違うと・・・。
確かにそうです。睡眠薬は睡眠障害の時に使用する薬です。
そして髪の毛は伸びてきますから1か月に1回床屋さんに行かなければいけません。
この状態で床屋さんに行くと発作濃厚、失神確実なので、床屋さんに入る10分前に睡眠薬を飲み、床屋さんに行っていました。
主治医の先生には内緒です。
それほどパニック障害の時は髪をあらうのが【恐怖】でした。
女性だと美容院ですかね。
恐らくパニック障害を患った状態では普通に美容院に行くのは無理だと思います。