累積疲労とは?
累積疲労は長年働いてきたツケが身体的異常としてでます。勿論どの検査を行っても異常なしと言う結果になります。偶然他の病気が見つかる事もありますが、頻度としては、そんなに高くはありません。
累積疲労になる年齢は皆さん40歳以上かな?と思っているかもしれませんが、実際は20歳代で発病する人が多いです。学校を卒業し、がむしゃらになって働いた事によって累積疲労になります。就職したてで気合が入っているほど同僚には負けたくないですから、がむしゃらに働きますよね。
累積疲労は急に、一定の時間が来ると体の一部に違和感を覚えます。この違和感は毎回同じ場所に同じ違和感を感じるわけではないのが非常に厄介です。頭痛がすると思ったら次の日は息苦しい等、毎回症状が違うのが特徴です。人生は1度きりなのでがむしゃらに働くのもわかりますが、度が過ぎると累積疲労になります。
累積疲労を治すには、先ず心療内科で専門医の診察を受ける必要があります。そこで出された薬で先ず薬物療法から入ります。ここが累積疲労を治す入口です。そして会社は有給休暇を使い2週間程休み家でゆっくり過ごします。そんなこと出来ないと思うかもしれませんが、そのまま無理をすれば辞めなければならない状況になりかねませんから、ここが非常に重要です。
そして有給休暇の後は、過度に働くのは厳禁です。人によって精神的な力は違いますし、仕事の内容にもよるでしょうから何時間と言うのは目安の話になりますが、基本は8時間で切り上げなるべく残業はしない。しても最大で2時間までです。これ以上働いてはいけません。
このようにしていけば、累積疲労から、解放される日も近いです。累積疲労は治療法さえ間違えなければ、完治するのは比較的早いので無理せず治療しましょう。