人間はドツボに嵌るとそこから事這い上がるのは並大抵の事では出来ません。
私もある時、いきなり落とし穴を作られたかの如く、その穴に落ちてしまいました。
失恋と言うその穴は私が思っていたより、はるかに深い穴でした。非常に堪えました。
失恋なんて若いんだし良くある事と、眠れなくなった私は内科を受診すると、内科医は平然と言い切りました。
そこで出された処方薬はとても弱い睡眠薬で、まともに寝むれません。恐らく最初に内科に受診した方はこのパターンじゃないでしょうか?
そして体の異変が起きて精密検査を受けても異常はない。このパターンだと心療内科に辿りつくまで時間がかかってしまいます。その間、苦痛は大きくなるだけです。
私の場合はそれから、しばらくして、次々に体の異変が起こります。
食中毒で入院した時に、深夜トイレに行きました。
そのトイレの前はナースステーションです。
そこでトイレから出た時に、強烈な眩暈とおへその真後ろに激痛が走りました。
当直医が直ぐに来て痛み止めの注射を打ってくれましたが、その薬がどんな内容の薬かは素人の私にはその時にはわかりませんでした(後にセルシンと言う鎮痛安定剤と言う事がわかりました)
この謎の腹痛は、食中毒との直接の因果関係が無いことまではわかりましたが、はっきりとした病名はわかりません。
急性腹症と退院の時にもらった資料には書いてありました。
この入院は親友だけに教えましたが、その他の友人には教えていません。
やはり親友とうのは別格の存在です。いざと言う時にとても頼りになります。
10年間自分は頼りなってあげられませんでしたが・・・
この入院はまだ心療内科に通う前に起きた出来事です。
後に心療内科の医師にこの事を話した所、激痛の原因は身体的異常ではなく、不安に不安を重ねるとそのような事が起こると言う事でした。
内科を受診して睡眠薬で様子見、体の異常が起きて精密検査を受けて異常がないと言われても苦しい状態は変わらず続く、なかなか心療内科に受診できず苦しんでいる方も多いと思いますが、そのままではずっと苦しいままです。
心療内科の受診を考えて行動しなければ、楽にばる事はなく症状は悪化するかもしれません。